カナダのバンクーバーでは、コンパスカード(Compass Card)というICカードがあります。
バンクーバーを楽しむためには必須なので、旅行前に買い方や使い方のイメージをしておきましょう。
実際にバンクーバー旅行を経験した立場から、コンパスカードの仕組みや買い方・使い方を詳しく紹介します。動画もつけていますので、よりイメージできると思います。
コンパスカードの仕組み
コンパスカードは、バンクーバーを走るスカイトレインや路線バス・水上バスに乗り降りするときに使えるプリペイドタイプのICカードです。
日本だとSuica・PASMO・ICOCAなどの交通系ICカードと同じ仕組みのため、これらのカードを使ったことがあるならイメージしやすいですよ。
コンパスカードの種類

コンパスカードには以下の3種類があります。
コンパスカードの種類 | 色 | 対象年齢 |
---|---|---|
一般コンパスカード | 青 | 18歳以上 |
コンセッションカード | オレンジ | 14〜18歳の学生・65歳以上のシニア |
シングルチケット | 白 | – |
大人は青い一般のコンパスカードを買うことになります。
オレンジのコンパスカードは条件を満たしている人しか使えません。バレないだろうと思って使うのはやめておきましょう。
シングルチケットは都度払いやデイパスを買ったときに出てきます。
コンパスカードの購入方法
コンパスカードを使うためには、まずコンパスカード自体を入手する必要があります。
コンパスカードは駅の券売機で気軽に購入できます。実際にバンクーバー観光のために空港にあるスカイトレインの駅で購入しましたがすぐに買えました。基本的には英語の画面ですが、日本語にも変更できるため、英語がわからなくても大丈夫です。
日本であらかじめコンパスカードを準備して行く必要はなく、バンクーバー国際空港に着いてからの購入でも問題ありません。
コンパスカードの購入に使える支払い方法は、現金・クレジットカード・デビットカードです。
ただし、Sony Bank WALLETは使えません。使おうとしましたが拒否されてしまいました。しかたなくクレジットカードで購入しました。できることなら、海外事務手数料が安いクレジットカードを使うほうが節約になりますよ。
駅の券売機でコンパスカードを購入する手順は以下の動画が詳しいです。
コンパスカードの使い方
コンパスカードをスカイトレインや水上バスで使うときは、改札の入出場時に読み取り部にタッチすることで乗車・下車ができます。
日本でいうとSuica・PASMO・ICOCAなどの交通系ICカードを使うときと同じなので、特に迷うことなく使えますよ。
実際に改札にコンパスカードをタッチするイメージは以下の動画をチェックしてみてください。
バスでコンパスカードを使う方法
バスでコンパスカードを使うときは、乗車時にタッチするだけで大丈夫です。下車時にコンパスカードは使いません。
残高不足の場合は下車駅で乗り越し精算できる

コンパスカードで乗車後、下車駅でZONEが変わったことによって残高が足りない場合があります。
その場合は、改札を出る前にあるコンパスカードのチャージ機で乗り越し精算か残高へのチャージを行いましょう。
乗り越し精算するときは3.2ドルで行けました。乗り越し精算したときは白いコンパスカードが出てきたので、それを改札にタッチして通りました。
コンパスカードにチャージする方法
コンパスカードを使っていると残高が減っていきます。残高がなくなると乗れなくなるため、チャージしないといけません。
チャージのやり方は購入方法と同じで、駅にある券売機でやれば大丈夫です。
コンパスカードへのチャージ方法も以下で動画にしていますので、やり方がわからない場合は参考にしてください。
チャージするときに使える支払い方法も購入時と同じで、現金・クレジットカード・デビットカードになります。同様にSony Bank WALLETは使えなかったです…。
オンラインからもチャージ可能
コンパスカードへのチャージはオンラインからもできます。
以下のリンクからコンパスカードの番号を入力するとチャージに進めますよ。
コンパスカードは空港で返却できるの?
バンクーバーから出発してもうコンパスカードを使わない場合、コンパスカードをバンクーバー国際空港(YVR)で返却できないかと考えるのではないでしょうか。
コンパスカードが返却できるのは、Waterfront駅にあるトランスリンクのカスタマーサービスセンターで、バンクーバー国際空港では返却できません。
返却時に20ドル以下だと返金してもらえます。
さいごに:実際にコンパスカードを使ってみた感想
今回、バンクーバーに1週間ほど滞在しましたが、スカイトレイン・バス・水上バスいずれも使ってコンパスカードのお世話になりました。
一度買っておけば、チャージ残高分の範囲内であればタッチで乗り降りできるのでとても便利です。時間短縮になりますね。
一回でも使えば日本の交通系ICカードとまったく同じ感覚だというのがわかりますよ。
バンクーバーで公共交通機関を使うのであれば、コンパスカードは必須と言ってもいいぐらいなので、このページをお気に入りに登録してバンクーバーに着く前にまた見直していただければと思います。
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