エアカナダのマイル(アエロプラン)の貯め方・特典航空券への使い方・有効期限

カナダの航空会社「エア・カナダ(Air Canada)」では、マイレージプログラムがあり、特にカナダなどの北米で旅行するときは知っておくと節約できる可能性が広がります。

スターアライアンス提携の航空会社になるため、カナダだけでなくもちろん日本の飛行機に乗るときにもマイルが使えるため、お得になる場合がありますよ。

エア・カナダのマイレージプログラム「Aeroplan」とは？

エア・カナダのマイレージプログラム「Aeroplan(エアロプラン)」の特徴をまとめました。

エアロプランはマイルではなくポイントとなっていますが、ここでは便宜上「マイル」と表現します。

マイレージプログラム名称	Aeroplan
アライアンス	スターアライアンス
JALマイル	貯められない
ANAマイル	貯められる
おすすめクレジットカード	Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード
マイル有効期限	18ヶ月間(18ヶ月以内にマイルの増減があると延長される)

エア・カナダのアライアンスはスターアライアンスのため、同じスターアライアンスのANAマイルを貯めることができます。

エア・カナダのフライト予約時にANAの会員番号を入力しておくとANAマイルが貯まりますよ。

JALマイルは貯まりません。

同様にユナイテッド航空のマイルは同じスターアライアンスのため、同様の理屈で貯められます。

エア・カナダのマイル有効期限

エア・カナダのマイルの有効期限は18ヶ月間に設定されています。

ただ、これはエア・カナダのマイルに18ヶ月間まったく増減がなかった場合の話です。1マイルでも使ったり減ったりすれば、そのたびに18ヶ月間の有効期限が延長されます。

有効期限を気にしないためには、特典航空券を使う分だけを他から交換して余りがないようにするか、1マイルでもいいので他社ポイントをエア・カナダのマイルにするなどするようにしましょう。

エア・カナダのマイルの貯め方

エア・カナダのマイルをどうやって貯めればいいのか、以下で詳しく紹介します。

• エア・カナダの飛行機を利用する
• ANAなどスターアライアンス便を利用する
• クレジットカードで貯める
• マイルを購入する
• Rocketmilesでホテル予約する

エア・カナダの飛行機を利用する

エア・カナダのマイルを貯める一番シンプルな方法は、エア・カナダのフライトを利用することです。

マイル決済ではなく、普通に支払ったときはエア・カナダのマイルが貯まります。

ANAなどスターアライアンス便を利用する

ANAなどのスターアライアンスに加盟している航空会社を利用するときに、エア・カナダのAeroplanの番号を入力して予約すると、エア・カナダのマイルが貯まります。

すでにANA会員になっていてANAマイルではなくエア・カナダのマイルを貯めたいなら、ログインせずに予約しましょう。

クレジットカードを使って貯める

日本には、エア・カナダのマイルが直接貯まるクレジットカードはありません。

しかしMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード(マリオットボンヴォイアメックスプレミアム)であれば、貯めたポイントをエア・カナダのマイルに交換できます。

交換レート：3ポイント=1マイル(マイル還元率1%)

マリオットボンヴォイアメックスプレミアムは100円使うごとに3ポイント貯まるため、マイル還元率は1%です。

年会費自体は高いもののマイル還元率はかなりいいので、エア・カナダのマイルを貯めて使っていきたいなら持っておきたいクレジットカードです。

3,000ポイントから1,000マイルに交換できます。

60,000ポイントを一気に交換すると、5,000マイルがボーナスで加算されるため、マイル還元率が1.25%になります。

交換レート：60,000ポイント=25,000マイル(マイル還元率1.25%)

私がマリオットボンヴォイのポイントをエア・カナダのマイルに交換したときは、ほぼリアルタイムでした。素早く交換できるのもうれしいですね。

ホテルのポイントと交換する

マリオットボンヴォイ以外にもホテルのポイントをエア・カナダのマイルにできます。

主要なホテル系列からのポイント交換レートは以下の通りです。

ホテル系列	ポイント交換レート
ヒルトン	10,000P → 1,000P
ALL	2P → 1P
Best Western	5P → 1P
Choice Privileges	5P → 1P
Coast	1P → 1P
IHG	5P → 1P
シャングリラ	1P → 1P
Wyndham	5P → 1P

マイルを購入する

エア・カナダでは、マイルの購入もできます。

キャンペーンでボーナスがつく時期もありますので、エア・カナダのマイルを使う機会があるなら購入もありです。

→ エア・カナダのマイル購入ページはこちら

エア・カナダのマイルを直接購入する方法とは別になりますが、先ほど紹介したマリオットボンヴォイのポイントを購入してエア・カナダのマイルに交換することで貯めるやり方もありますよ。

75%もボーナスポイントとして追加でもらえるキャンペーンが開催されているときもあります。

どちらを買うほうがマイル利用時に安くなるかを比較すると、よりお得にできますね。

もしマリオットボンヴォイのポイントを買うときは、Topcashbackというアメリカのポイントサイトを使うとキャッシュバックもあってお得になります。

Rocketmilesでホテル予約する

Rocketmilesという宿泊予約サイトを通してホテル予約すると、エア・カナダのマイルを貯めることもできます。マイページからAeroplanのアカウントを連携しておきましょう。

エア・カナダのマイル以外を貯めることもできるため、自分が普段使う航空会社のマイルを貯めておけばいいですよ。ただ、日本の航空会社には対応していません。

ただ、Rocketmilesを使ってホテル予約すると、Yahoo!トラベルや楽天トラベルといった日本の宿泊予約サイトよりも少し高くなっていることが多いです。

もらえるマイルの多さと値段を見ながらRocketmilesを使うか判断しましょう。

エア・カナダのマイルの使い方

貯めたエア・カナダのマイルの使い方・お得な使い道を紹介します。

• エア・カナダの特典航空券に使う
• ANAなどのスターアライアンス便の特典航空券に使う
• エミレーツ航空の特典航空券に使う
• エティハド航空の特典航空券に使う

エア・カナダの特典航空券を発券する

エア・カナダのマイルを使うのであれば、無料で飛行機に乗れる特典航空券に発券しましょう。

ウェブサイトから予約するときに「Use miles」にチェックを入れておくとマイルが使える飛行機を予約できます。

エア・カナダのマイルを貯める目的はほぼこれにあると言っても過言ではないです。

もしエア・カナダ運航便だった場合、サーチャージ料金も無料になるのがうれしいですね。

ANAなどのスターアライアンス便の特典航空券に使う

先ほど紹介したエア・カナダの特典航空券を予約するときと同じやり方で、スターアライアンスに加盟している航空会社の便もアラスカ航空のマイルで予約できます。

ANA・ユナイテッド航空・ルフトハンザドイツ航空・シンガポール航空などの飛行機もエア・カナダのマイルで予約できます！

試しに伊丹空港-羽田空港の往復をエア・カナダのマイルで予約しようとしたら、16,000マイル+16CADで予約できそうでした。ANAで同じ日程にしたら13,000マイル+1,580円でした。

日本の国内線だとあまりお得にならないですが、国際線をANAで予約できないときにエア・カナダで予約できる場合があります。

国際線の予約時にエア・カナダのマイルを使って特典航空券が取れたこともありました。バンコクからブリュッセルのビジネスクラス便を片道80,000マイルで取得しています。

国際線をマイルで取りたいときにエア・カナダのアカウントを持っておくと選択肢が広がるので、とりあえずでもアカウントを作っておきたいです。

エミレーツ航空やエティハド航空の特典航空券に使う

エア・カナダは、同じアライアンスではないもののエミレーツ航空やエティハド航空と提携しています。

そのため、エア・カナダのマイルを使ってエミレーツ航空やエティハド航空の特典航空券が取れるメリットがありますよ。

さいごに

エア・カナダは名前の通りカナダで主に利用する航空会社ですが、スターアライアンスに属しているため、いろいろな国の特典航空券を使うのにもマイルが使えます。

日本だけ見ているとあまりエア・カナダのマイルを使う機会はないと思いますが、海外旅行をマイルですることを考えているなら、候補になる場合があります。エミレーツ航空やエティハド航空の特典航空券が取れるのも注目ポイントです。

私も今回、エア・カナダのマイルを使うために初めて登録しましたが、無事に特典航空券を予約できてホッとしました。

各種ホテルグループのポイント交換でもAeroplanを貯められるため、工夫すれば貯めやすいと思います。